心の成長が高校二年生で止まっている男の他愛の無い話

本当は50歳近辺のおっさんの。競馬、アイドル、小説。

有馬記念を考察する2019 その7

競馬にアンチもくそも無い。

買いたい馬を買えばいいだけ。

こういう大きいレースになると必ずメディアで

踊るフレーズがあります。

 

”堅くて馬券妙味がない”

”結局人気通りか”

 

その人気を作ってるの、お前やで?!

 

いけません、乱暴な言葉を使ったら。

ある程度配当のおいしい競馬を買いたければ、

平場にたっくさん落ちています。おかねが。

わたし いつも そう思います。

 

無理にGⅠで荒れた馬券を買わなくてもいいのに。

 

そんな風に思うのです。

 

やはり 白鵬は強いし、

ソフトバンクは手ごわいのです。

 

さて、今回の有馬記念

どこをどうひねってもアーモンドアイの勝しか

見えてきません。これは競馬歴が長ければ長いほど

そう思わざるを得ないのです。

 

仮に アーモンドアイが三才ならば。

仮に 天皇賞秋で負けていれば。

仮に 春にGⅠ全休ならば。

仮に 安田記念で勝っていれば。

 

日本近代競馬の結晶がディープインパクトならば、

日本近代競馬の結実がアーモンドアイと言えます。

 

ロードカナロア

言わずと知れた日本を代表するスプリンター。

その父キングカメハメハの後継種牡馬とみられて

います。主に母系のいいところを出す傾向がある

ようです。

 

フサイチパンドラ(父サンデーサイレンス

三才時牝馬三冠に出走。そののち、一位入選馬が

降着という状況ながらエリザベス女王杯勝馬に。

21戦4勝ながら、古馬混合戦線でも長く活躍された

馬でした。最後の有馬記念にて引退の予定でしたが

前日に故障発生、そのまま出走取消して引退と

なったようです。

 

サンデーサイレンスは言わずもがな、

日本の競馬を変えた名種牡馬です。

多くの方の努力と情熱ともちろん金銭で日本に

やってくることになりました。日本競馬の

レベルアップのために。

 

キングカメハメハも そういった意味では

名馬キングマンボを父にもつ”持込馬”であり、

日本競馬を変えた 外からの血 であります。

 

外からの血を活かし、日本の地で育て、

レースと共に淘汰され、生き残った

優秀な血が やがて結集され、アーモンドアイが

生まれたのです。

 

わたしは 決して アーモンドアイ信者では

ありませんが、この血統は確実にここ日本で

育まれたのにもかかわらず、最近の競馬サークルでは

少しアンチが多いような気がします。

 

強すぎると あまり人気にならないんですね。

あと、凱旋門賞に挑戦しないと”チキン扱い”

されちゃう傾向にありますね、近年。

 

だったら、

 

だったら、マカヒキとか、サトノダイヤモンド

もっとやさしくしてあげたら

って思っちゃいます。

 

そこはそこ、”弱いのになぜ行った?”

みたいな風潮。今年のフィエールマンや

キセキ、ブラストワンピースに対する

扱いもそうです。

 

競馬サークルは ほんとに 風見鶏。

 

2007の勝馬 マツリダゴッホ

名前こそ日本風ですが、父はサンデーサイレンス

母は米国産の輸入馬で、いわば血統的には

活躍を期待された血 なわけです。

穴をあけた馬なので、どこか 体制を壊す

強きものに向かっていく勇者のような

痛快なイメージがありますが、血統上は

あらかじめ期待をされていた馬といって

過言ではないのです。そんな馬を管理していたのは

国枝栄きゅう舎で、今回 ド本命として

アーモンドアイを送り出すのです。

 

実はこの マツリダゴッホが穴をあけた以降の

有馬記念に少し異変が見られます。

 

母の父がカタカナ表記だったり(日本にいる馬)

母がレースで走っていたり(繁殖用に輸入した

わけではないということ)

 

母系の血統表が二代前まで”カタカナ表記”の馬が

増えたのです。これは日本馬の底上げが見て

とれるのです。単に優秀な牝馬を輸入することで

血を強くするのではなく、この地で育った血を

大切にしていくということ。

 

例外は

ヴィクトワールピサ

ジェンティルドンナ

サトノダイヤモンドでした。(2008以降)

 

そういった意味では

アーモンドアイやサートゥルナーリアも

もっと応援されていい血だと思うんです。

(サートゥルナーリアの母シーザリオ

 オークスを勝ち、エピファネイア

 リオンディーズを出した名牝)

 

なのに、競馬サークルの論調は

”ほんとは弱かった”とかひどいもんです。

 

嘘はいけませんが、純粋に応援するという

気持ちが 今の競馬サークルは弱い気がする。

 

負けた時の叩き方が陰湿な感じ。

 

さて、今回の有馬記念で引退する馬が

六頭もいるそうですが、そういうときは

どの馬も勝てないと思います。残念ながら。

そして、純和風な感じの血統表だったり、

出走表だったりが強いような気がします。

 

有馬記念に関しては。。。

勝った騎手で外国人の方は

ペリエルメールデムーロ しかいません。

 

なので今回も 外国人騎手はうまいから

などという 短絡的なものは通用しません。

 

それが 有馬記念だからです。

 

となると、

 

リスグラシューは 無い。

スワーヴリチャードも 無い。

サートゥルナーリアも 残念ながら無い。

怖いのは日本人騎手に戻った馬たち。

ところが引退する馬は来ないとさっき言い切って

しまいましたので、シュヴァルグラン

アルアインも来ません。

レイデオロもクロコスミアも無いのです。

 

じゃあ アリ なのは?

 

ディープインパクトで母の父が外国馬、さらに

来年以降も走り、鞍上が日本人騎手である

フィエールマンとワールドプレミアが怖いですね。

 

キセキはムーアなので無いですし、

ヴェロックスは血統的に無いですね。

アエロリットはアリなんですが、引退レースです

ので無理はしないと思います。

エタリオウとスティッフェリオは

ステイゴールドなので気になるのですが、

母父が英語表記なので 勝てはしません。

 

怖いのは スカーレットカラーですね。

しかし 鞍上が 有馬記念未勝利です。

 

さて、この角度からの考察も結局

アーモンドアイが残りますが、

ワールドプレミアも残ります。

そしてフィエールマンが不気味です。

 

さて、あと二日!!

                       。