有馬記念を考察する2019 その6
古馬の壁
。
ディープインパクトが負けるという衝撃。
それほど古馬の壁は高いのかもしれません。
これまで1987年以降三才で有馬記念を制した馬は
全部で12頭と馬齢別では最も多いのですが、
高い壁を乗り越えた馬のみ勝てたのです。
勝った馬はいずれも菊花賞を勝っているか、
JCで古馬と対戦し、好走しているかが条件と
なります。昨年のブラストワンピースは菊花賞を
負けてはいますが、一番人気でしたし、その前走
そう考えますと、今回出走の三才馬。
サートゥルナーリア天皇賞秋⑥着 神新杯①着
ヴェロックス菊花賞③着 神新杯②着
。
なにこれ、三頭とも来ないんじゃない?
せめて サートゥルナーリアが秋天で
もう少し上位に食い込めたら、そのくらいの
結果を出せたら 悩んだでしょうが、この成績では
切るしかないでしょうね。つまり、
”頭”は 無い、と。。。
このメンバーを前に、歴戦の勇者たちを相手に
勝ち切れるほど、今年の三才馬は勇猛果敢とは
思えないのです。玉砕、か。。。
アーモンドアイ 一強
それもまた いいのかもしれません。。。
というわけで、三頭残っていましたが、
サートゥルナーリアを切ります。
(あくまで”頭”からです)
よって、勝つのはアーモンドアイか、まだ
そこが割れていないワールドプレミアか。
有馬記念を考察する2019 その5
牝馬はほんと、難しい。(馬だけじゃなくね)
2014/12/28 第59回 有馬記念(GⅠ)【ジェンティルドンナ】
今年の有馬記念は第64回大会となります。
その長い歴史の中で、牝馬が勝ったレースが
5回 あります。
なんと 64回中 たったの5回。
1959ガーネット四才
1960スターロッチ三才
1971トウメイ五才
2008ダイワスカーレット四才
2014ジェンティルドンナ五才
以上です。
ちょっと調べたら面白かったので、データを
紐解いてみましょう。
を勝ち、暮れの有馬記念まで勝っちゃいました。
ガーネットは秋の天皇賞(まだ3200mの時代)を
勝ち、有馬を連勝しちゃいました。しかし!
どちらも12頭立ての9番人気だったのです!
人気薄!
トウメイに限っては、なんと 六頭立て!
(いろいろ病気などで回避馬が多かった模様)
なのですが、なんとも悩ましい。。。
一番人気で勝ったのはダイワスカーレットのみ。
ジェンティルドンナでさえ四番人気でした。
ダイワスカーレットの年のほかの人気馬を見ると、
二番人気マツリダゴッホ
三番人気スクリーンヒーロー となってます。
制したものの、その後GⅡは勝ちますが、GⅠは
勝てないまま有馬に。結果は⑫着でした。
次の年の有馬までがんばりましたが、勝ったのは
三番人気で⑦着でした。
スクリーンヒーローは前走のJCを九番人気で
勝って穴をあけましたが、有馬は⑤着止まり。
その後も勝ち星に恵まれず翌年引退しました。
このような二頭が上位人気だった第53回大会。
ダイワスカーレットが勝ってもおかしくない
ですよね。
さて、ジェンティルドンナ です。
彼女より上位の人気馬が
エピファネイア(JCをぶっちぎって勝ち)
ジャスタウェイ(ドバイ、安田とGⅠ連勝)
という猛者ばかり。
さらに ジェンティルドンナはそのレースが
四番人気も 少しご祝儀馬券が入ってのもの
だったかもしれません。五番人気がその年の
ダービー馬ワンアンドオンリーでした。
今回はそのレースの豪華さに近いものがあります。
さて、アーモンドアイは、リスグラシューは、
はたまたアエロリットはジェンティルドンナに
なれるんでしょうか?!
さて、前述したように
定石となっております。
ダイワスカーレットは②着でしたが、
ウオッカとタイム差無しですし、
実に5頭中4頭が秋の天皇賞を連対してるんです。
これは アーモンドアイには 良いデータです。
状況はジェンティルドンナですが、データは
ダイワスカーレットに似ています。
これ、アーモンドアイで堅いのでは?
と思わせるデータでした。
というわけで、今残っている馬は、
サートゥルナーリア
ワールドプレミア
キセキ
アーモンドアイ
ですが、実は前走が2000~3000m以外の馬は、
勝っていることが条件になります。
ダイユウサク芝1600①着
グラスワンダー芝1800①着
よって、アルアインは 来ません。
また、キセキは中山競馬場の成績が⑨着1回と
あまり推せません。
アーモンドアイとワールドプレミアは魅惑の
”中山初”
サートゥルナーリアは二戦二勝です。
さあ、盛り上がってまいりました!!
勝つ馬は この三頭に絞られましたよ!!
古馬牡牝混合GⅠを制したアーモンドアイか、
春のクラシックは不出走だた、菊花賞を能力の
高さで勝ってしまったワールドプレミアか、
GⅠを二つ勝ったサートゥルナーリアか?
もう少し 悩んでみましょう!
。
有馬記念を考察する2019 その4
朝日杯は撃沈。
五才馬を見ていきましょう。(牡のみ)
全部で8頭います。
前走有馬記念で一年ぶりに出走し、勝ってしまった
トウカイテイオーは もはや伝説中の伝説。
データ対象外といたしましょう。
ただ、中山芝20で2勝していた点は特筆すべき。
。
2009ドリームジャーニー
(秋天←オルカマ、宝塚①)
共通項見ていきます。
。
1.秋2~3戦
2.春にGⅠを勝利
秋の成績はあまり気にしない方がいいようです。
問題は 春に実績をあげ、叩き3~4走目で
ピークに仕上げてきたかどうか。能力ある馬は
必ずどこかで走ります。
さて、今年の五才馬を見てみましょう。
クレッシェンドラヴ(福←オル、)
スワーヴリチャード(JC←秋天、宝塚③ドバイ③)
レイデオロ(JC←オル、宝塚⑤ドバイ⑥)
さて、残るのは まさかのアルアインのみ!
キセキが春GⅠ②着二回なので、ギリ残り?
いずれにせよ、勝馬候補の五才馬は
アルアインとキセキの二頭とします。
残念ながらスワーヴリチャードやレイデオロは
来ても2、3着と判断します。
有馬記念を考察する2019 その3
四才馬は何が来てもおかしくない!
2007/12/23 第52回 有馬記念(GⅠ)【マツリダゴッホ】
その2 四才馬の【前走】
JC・・5頭
アルゼンチン・・1頭(2015ゴールドアクター)
例外が多すぎる。。。がしかし!
グラスワンダーは前年も勝っている強み。
ゴールドアクターは完全な上り馬。
マツリダゴッホは中山の鬼。(4,1,1,1)
どの馬も、中山22~25で勝ち星有りという強み
勝つ馬にはちゃんと勝てる理由があるもんです。
さて、前走JCの5頭を見てみましょう。
2006ディープインパクト(凱失→JC①)
共通項は、
1.過去五走中四走がGⅠ
2.GⅠ以外のレースはいずれもGⅡで、連対
3.JCで勝利、もしくは負けても0.1秒差まで
さ、えらいハードルの高いデータです。
ちなみに今年の登録馬から四才馬を見てみます。
エタリオウ(京都大賞典⑤→JC⑦)
フィエールマン(札幌記念③→凱⑫)
エタリオウは中山は日経賞で②着1回。
フィエールマンは中山で500万下①着と
AJCCで②着という実績。
ないですね。これは。残念ながら。
というわけで、今年の有馬記念は
牡四才馬の出番はありません。
。
有馬記念を考察する2019 その2
馬も豪華ですが、騎手も豪華な有馬記念。
1988~2018までの31頭のデータをもとに。
牡三才・・12頭
牡四才・・8頭
牡五才・・8頭
牡六才・・1頭(1991ダイユウサク)
牝四才・・1頭(2008ダイワスカーレット)
牝五才・・1頭(2014ジェンティルドンナ)
というわけで、
馬名を記したケースは特例扱いとなります。
さて、見ていきましょう。
その1 三才馬の【前走】
菊花賞8頭
ジャパンカップ(以下JC)3頭
アルゼンチン共和国杯1頭(1998グラスワンダー)
他2頭は負けたが一番人気で、その前走①着。
(1997シルクジャスティスと昨年の
ブラストワンピースですが、いずれも前走で
古馬混合重賞を勝っています。)
ここから見ていきましょう。
今年の登録馬で前走菊花賞の馬は二頭。
ヴェロックスとワールドプレミアです。
ヴェロックスは菊花賞で負けましたが、一番人気。
しかし、その前 神戸新聞杯で②着に負けてます
ので、残念ながら該当外です。
ポイントはワールドプレミアの取捨です。
6頭いると前述しましたが、そのうち4頭は春に
ダービーに出ています。ダービーに不出走で勝った
馬は、2頭。(1995マヤノトップガンと2001
マンハッタンカフェですが、どちらもゆくゆく
天皇賞春を勝ちます。果たしてワールドプレミアは
そういう器なのでしょうか?)
ワールドプレミアが来年の春の天皇賞で
好走してしまう馬なのであれば今回勝てます。
それはわかりかねます。ので、今のところ▲と
言えましょう。
そしてもう1頭の三才馬、サートゥルナーリア。
これは1戦少ないですが2002シンボリクリスエス
のケースに近いと言えます。神戸新聞杯勝ったし、
ダービー負けたし、中山のG1勝ってますし。
馬場改修のため 中山競馬場で行われてます)
またトリッキーなローテーションの
グラスワンダーですが、中山開催の
朝日杯三歳Sを勝っています。
そういった意味では、ホープフルSを
勝ったサートゥルナーリアを推したく
なりますよね。
非常に悩ましい三才馬。
いまのところ ワールドプレミアと
サートゥルナーリアを残します。
つづく
。
有馬記念を考察する2019 その1
二才 牝馬 ようわからん。
ようわからんといえばこれ。
。
それまで競馬というものは親父がTVで見ていた
影響で、子供心に記憶が残っておりますが、
”馬券”なるものを購入したのはこの有馬記念が
初めてでした。前の月のジャパンカップで復活した
トウカイテイオーが当然のように一番人気。
しかし、見せ場なく敗れ、鞍上の田原騎手は
世間にたたかれたものです。翌年の勝利の涙は
そういうバッシング的なものからの解放から
くるものだったと記憶しております。
さて、非常に魅力的なメンバーだったこの年。
ホワイトストーン(元祖善戦マン)
レガシーワールド(のちのJC馬)
イクノディクタス(元祖女傑)
ムービースター(レコードタイム連発)
サンエイサンキュー(悲劇のヒロイン)
ヒシマサル(ザ・〇外)
なんて個性的な面々!!
レースは皆トウカイテイオーをマークする展開
の中、マイペースの逃げを打ったパーマーが、
宝塚記念の勝利がフロックではなかったことを
証明した。猛然と追い込んできたレガシー
ワールドは、ゴールを過ぎたあたりに大勢が
変わったように見えたが、当時は差し切った
ような雰囲気がウインズに漂っていました。
前残り という感じだったので、なんとなく
満足感がなく、外れたとしてもいっそのこと
レガシーが差し切っていてくれれば その
結果に満足する準備をしていましたが、結局
メジロパーマーの前残り と相成りました。
それにしてもこの時の結果がわたしにとって
『競馬に絶対はない』ということを教えて
くれたのです。
なので、今回登録された馬 すべてに
勝つ権利があります。日本で最も注目される
大きなレース、有馬記念。
さて、大事に予想していきたいと思います!
。
イッテQ観て、ちょいと感動。
視聴者も、家族同然。
たとえば、卓球の愛ちゃん。
あんなに小さいころからTVに出演していれば、
そりゃわたしたちも感情移入するじゃないですか?
小さかった子がしばらくみないうちに
大きくなっていて、感慨深く思ってみたり。
ずっと卓球を続けていることにまずは
感動してしまったり。ついにはオリンピックの
メダリストにまでなるという。。。
感情移入どころじゃないですね。もう、
”親戚のおじさん”みたいなノリですよ。
電話して、おめでとう って伝えたくなる。
今回のイモトさんの結婚報告は、いわば
そんな感じです。
ずーーーっと見てきたじゃないですか?
芸人イモトの成長を。あのオーディションから。
こんなにも著名になるとはあのときは、
誰も思わなかったでしょうね。本人ですら。
数年後、安室奈美恵さんに会うことすら。
想像していなかったかもしれない。
でも心のどこかで願望として持っていたから
イモトさんは大成し、いろいろなことを可能に
していったんだと思います。
おめでたい話が続いて喜ばしいことです。
いろんな悪い話がうごめく芸能界。
そんな雰囲気を払拭させるための、
目を背けさせるための 緊急生放送だったの?
(んなわきゃない)
ぜひ、お幸せになってほしいです。
結婚って ゴールじゃなくて入口ですからね。
5年後、10年後、結婚してよかったと
心から思えるようなストーリーを紡いで、
暗い話が続く芸能界の、明るい光になってほしい。
そのように思います。
わたしはこの手のおめでたい話は大好き、
なんですが。。。同時に世の中の事件、
とくに 幼い子の行方不明、監禁、誘拐など、
弱いものを狙う事件が続いています。そんな
わたしたちにとってダークな話題でも、当人に
とっては人生史上最大の試練のはず。
そんな事件までは風化されたくないですね。
幸せな方がいるからこそ、それを壊す方たちを
決して許してはならないと、思います。
が いかんせん無力。
願うこと、そして 最低限 自分の周りで
かなしい事件が起きないように気を付けること
それしか 今のわたしには できませんわ。
あたたかい感動する話を見聞きすればするほど、
そういう状況ではない心痛な方々の感情を察して
しまい、すぐにフラットに戻ってしまいます。
どうか、影響力のある方による呼びかけや、
良くないことを抑制する風潮がもっと日本中に
拡散することを祈るばかりです。
お祝いごとがあればあるぶん、どこかで
不幸事も起きています。
そして 不幸事ばかりでは 人は弱く
なってしまうから、少しでも心がほっこり
するような出来事に遭遇したいものです。
もっともっと 幸せな方が増えて、
不幸なことを起こそうとする人の感情に触れ
何かを思いとどまらせることができれば。。。
うれしい話が どうしてもダークな方向に
いってしまう、わたしは あまのじゃくね。
。