心の成長が高校二年生で止まっている男の他愛の無い話

本当は50歳近辺のおっさんの。競馬、アイドル、小説。

マサ斎藤さんが お亡くなりになりました。


ひとによっては 猪木さんとの

巌流島 

が 記憶に残っているかと思うのですが、、、

わたしは 迷わず ラリー・ズビスコ戦ですね。

1990年2月10日

この日は 日本プロレス界において、
センセーショナルな日となりました。

新日本のリングで
全日本との交流戦が行われたのです。

これに関しては えらい長くなるので、
まあまあいろんなかたが書いてらっしゃるでしょうし、
いまさら触れません。(手抜きやん)

とにかく 凄まじい一日で。。。

第一試合から ボルテージがうなぎのぼり!
(言い方がえらい昭和やね)

まあ、どんな試合が行われたのかは
各自でお調べいただくとして。。。


とにかく、マサさんは どちらかというと
ヒール だったのですが、
その ヒールっぷりが えらい
アメリカン』だったのを覚えています。

振る舞いが 日本人のそれではないんですよね。

アメリカのマットで おのれのちからだけで
生き抜いてきた、そんなオーラを感じるのです。

メディアやアングルに乗るのではなく、
ほんとに 何でもない地方巡業とかの
メインエベントでもない試合において
その個性を磨き続けた人だと わたしは思います。

そう、まさに プロレス。

信じるのは おのれの肉体のみ。


わたしが数あるプロレス技の中で
最も好きなのは 

バックドロップ です。


かの有名な漫画『キン肉マン』においても
ミートくんがおっしゃってましたが、
(王位継承編の対ミキサーマン戦)
”王子の技の中で好きなのはほかでもない、バックドロップ”
であることを カミングアウトしています。

これは、漫画チックな技を繰り出し、
現実の世界では 難しいとされ、
いわば プロレスとはまた違った
魅力を出して人気を博したキン肉マンの中で、
異色のストーリーであったと 思います。

あえて 一般的な技。
あえて 現実可能な技。

キン肉マンの世界観に
現実のプロレス感を
クロスさせた回。

(これまた脱線しましたね。キン肉マンの中での
 神回のひとつと思っています。)

それほど バックドロップ という技は
プロレス的なもののなかで 最重要な技と
わたしは 受け止めています。

はたして、マサ斎藤さんは 得意の
バックドロップ からの
スモールパッケージホールド
(この3カウントの奪い方がまたお優しい!)
で、AWAチャンピオンに なるわけです。

めっちゃ 興奮したのを覚えています。

結果を知っているのにかかわらず、
TVを観て 熱狂しました。

メインイベントではないのに。。。

もしかすれば 勝てるのか?
でも アメリカンな感じで
両者リングアウト的な感じで、
ドロー=防衛 みたいな感じで
終わるのかなあ、と思って見ていたので
なおさらでした。

それにしても すごい バックドロップでした。

わたしのナンバーワンではないですけども、
間違いなく 記憶に残る バックドロップでした。
(ナンバーワンは ジャンボ鶴田選手の
 ”世界を獲ったバックドロップ”です。)


どっからどうみても ヒール のマサさんが
えらい ベビーフェイスに見えた試合でした。


ご冥福をお祈りいたします。

いつまでも、あの姿のまま、
わたしの記憶に残ります。