ディープインパクト号、あの世へ。。。
もう出尽くした感がありますが、わたしは 天皇賞春の3~4コーナーの走りこそ、
世界最強だと思っています。鳥肌がおさまりません。
『史上最強』というフレーズ。好きですよね、日本人。
みたいな、実現不可能な対戦を夢見て 人はロマンを語ります。
世代や時代を超えて 戦わせたくなるんですよね。
いわば、”論”でもって人と戦いたいのかもしれません。
『俺は前田の方が強いと思う。なぜなら…』
『いやいや、ガチンコだったら鶴田が最強…』
などという 答えの出ない論争でもって 憩いのひと時を過ごす。
これ、男子あるあるですよね?
さて、ディープインパクト号。
無敗の三冠馬。
これを引き合いに出すのは言わずと知れた
”皇帝” シンボリルドルフ 。
さて、どっちが強かったのでしょう?
結果はどうでもいいんです。この話題で二時間も三時間も語ることができるという
美しさにこそ、答えの出ない論争の存在意義があるのです。
ちょっと前に 今年の種付けを中止した、という記事を目にしましたので、
体調崩しているのかな、とは思いましたが、まさかこういう事態になるとは
思ってもみませんでした。関係者の方々のほうが その衝撃は大きかったと思います。
思えば サンデーサイレンス産駒の登場や 自分自身の環境の変化から、
競馬サークルと距離を置くことになっていた状況に、またその渦に引き戻して
くれたのが、ディープインパクト号でした。
まさしく 魅入りましたね。
そのときフラッシュバックしたのが わたしの好きだった馬、
『ライスシャワー号』だったのです。
ライスも小さな馬でした。春の天皇賞を勝った時は430㎏。
ディープは438㎏でした。
パッと見、色といい小柄なところや首の下げ具合とか
似てるなあ、と思ったのです。
(もしかして 似てない似てないという方もいらっしゃるかも)
それ以来、ディープを追いかけてしまったのです。
ナリタブライアンも好きだった私は(すんごい渋滞してますね、馬が)
ディープが三冠馬になることを心から望んでました。
ライスシャワーにも 歴史のひもをとくことで脚光が今一度当たるのでは?
と思ったからです。
ああ、長くなってしまった。
とにかく ディープインパクト号 という奇跡は
わたしが競馬ファンであることを再認識させてくれた馬なのです。
早いなあ、それにしても。
レースも速いけど、生涯も速かった。
伝説に残る馬たる 最期でしたね。
ご冥福をお祈りするとともに、残された産駒が
より一層の活躍されることを祈念いたします。
特に キセキ産駒には 頑張ってほしいですね。