心の成長が高校二年生で止まっている男の他愛の無い話

本当は50歳近辺のおっさんの。競馬、アイドル、小説。

ディープインパクト号、あの世へ。。。


第133回 天皇賞(春) ディープインパクト

 

もう出尽くした感がありますが、わたしは 天皇賞春の3~4コーナーの走りこそ、

世界最強だと思っています。鳥肌がおさまりません。

 

『史上最強』というフレーズ。好きですよね、日本人。

 

前田日明ジャンボ鶴田が戦ったら、どっちが強かった?

みたいな、実現不可能な対戦を夢見て 人はロマンを語ります。

 

世代や時代を超えて 戦わせたくなるんですよね。

いわば、”論”でもって人と戦いたいのかもしれません。

 

『俺は前田の方が強いと思う。なぜなら…』

『いやいや、ガチンコだったら鶴田が最強…』

 

などという 答えの出ない論争でもって 憩いのひと時を過ごす。

これ、男子あるあるですよね?

 

さて、ディープインパクト号。

無敗の三冠馬

これを引き合いに出すのは言わずと知れた

”皇帝” シンボリルドルフ 。

 

さて、どっちが強かったのでしょう?

 

結果はどうでもいいんです。この話題で二時間も三時間も語ることができるという

美しさにこそ、答えの出ない論争の存在意義があるのです。

 

ちょっと前に 今年の種付けを中止した、という記事を目にしましたので、

体調崩しているのかな、とは思いましたが、まさかこういう事態になるとは

思ってもみませんでした。関係者の方々のほうが その衝撃は大きかったと思います。

 

思えば サンデーサイレンス産駒の登場や 自分自身の環境の変化から、

競馬サークルと距離を置くことになっていた状況に、またその渦に引き戻して

くれたのが、ディープインパクト号でした。

 

確か 『優駿』の表紙。皐月賞を勝った時の走りっぷり。

 

まさしく 魅入りましたね。

 

そのときフラッシュバックしたのが わたしの好きだった馬、

ライスシャワー号』だったのです。

 

ライスも小さな馬でした。春の天皇賞を勝った時は430㎏。

ディープは438㎏でした。

 

パッと見、色といい小柄なところや首の下げ具合とか

似てるなあ、と思ったのです。

(もしかして 似てない似てないという方もいらっしゃるかも)

 

それ以来、ディープを追いかけてしまったのです。

 

ナリタブライアンも好きだった私は(すんごい渋滞してますね、馬が)

ディープが三冠馬になることを心から望んでました。

ある意味ディープが菊花賞を獲ることで、ナリタブライアン

ライスシャワーにも 歴史のひもをとくことで脚光が今一度当たるのでは?

と思ったからです。

 

ああ、長くなってしまった。

 

とにかく ディープインパクト号 という奇跡は

わたしが競馬ファンであることを再認識させてくれた馬なのです。

 

早いなあ、それにしても。

 

レースも速いけど、生涯も速かった。

 

伝説に残る馬たる 最期でしたね。

 

ご冥福をお祈りするとともに、残された産駒が

より一層の活躍されることを祈念いたします。

 

特に キセキ産駒には 頑張ってほしいですね。